サステナビリティ基本方針
1992 – 2022 – 2052 : これまでの30年、これからの30年
インプレスグループは、創設当初より「ラジオ技術社」「リットーミュージック」「エムディエヌコーポレーション」「インプレス」の4社がそれぞれの専⾨分野を掲げ、かつ相互に独⽴した⽂化を尊重して⾼め合う、⾃律分散型のメディア・コミュニティを志向してきました。⼩さくも光った存在の結集が激しい環境変化への機動的な適応と永続性をもらたすとの考えのもと、現在では15の専⾨分野や機能へとコミュニティを拡げ、事業ポートフォリオを構成しています。
誰しも、初めから何かの専⾨家というわけではありません。世の中に⾰新的で⾯⽩いことを創り出そうと努⼒を重ね、⼀歩⼀歩、得られた知恵と感動を共有しながら切磋琢磨して成⻑していきます。それは⼈間としての成⻑でもあり、⾃由な社会を実現するための⼒強い⼀歩です。
インプレスグループは、⼊⾨からプロフェッショナルまで、一人一人の成⻑を⽀え、つくり⼿や専⾨家へと極めていけるコンテンツやソリューション、プラットフォームの提供を介して、⼈間性豊かで⾃由な⽂化・社会の循環をつくります。
2020年、新型コロナウイルス感染症の拡⼤により⼈々が離散する中にあっても、私たちはネットワークを通じて集まり、⾳楽や旅などの⽂化に触れることで⽣きる⼒を維持しました。これらの集まり=コミュニティの、デジタル技術を活かした質の⾼い拡張・進展こそがサステナブルな社会につながると信じ、読者・編集者・書店・地域をはじめとするステークホルダーやファンの皆様とのパートナーシップのもと、⾯⽩い未来を⽬指してまいります。
重点テーマの特定プロセス
2021年より「インプレス・サステナブルラボ」(コーポレートコミュニケーション室内)が、取締役会およびグループ各社に対してサステナビリティに関する提言や答申を行っています。
慶應義塾⼤学SFC 研究所 xSDG・ラボ、コンソーシアムの活動に参加し、識者・企業の皆様のご助⾔・レビューをいただきながらSDGs マテリアリティマップを作成。BSC により顧客や財務、業務プロセス、パートナーシップの視点と組み合わせて関⼼やインパクトの⼤きさに基づく優先順位づけを⾏いました。
●参照したフレームワーク、ガイドラインなど
・SDGメディア・コンパクト(国連)
・SDGインパクト基準(UNDP)
・企業⾏動憲章(経団連)
・TCFD(FSB)
・ビジネスと⼈権に関する指導原則(国連)
・企業のためのSDG⾏動リスト(xSDG・ラボ)
・地⽅創⽣SDGsローカル指標(⾃治体SDGs推進評価・調査委員会)
・LWC指標(SCI-Japan)
・IRIS+(GIIN)
・SDGメディア・コンパクト(国連)
・SDGインパクト基準(UNDP)
・企業⾏動憲章(経団連)
・TCFD(FSB)
・ビジネスと⼈権に関する指導原則(国連)
・企業のためのSDG⾏動リスト(xSDG・ラボ)
・地⽅創⽣SDGsローカル指標(⾃治体SDGs推進評価・調査委員会)
・LWC指標(SCI-Japan)
・IRIS+(GIIN)
推進体制
2023年7⽉よりリスク&オポチュニティマネジメント事務局においてサステナビリティに関する「リスクと機会」を3ヶ⽉に1度のスパンで管理・監督してまいります。
SDGメディア・コンパクトに加盟
2022年9月26日付で、国際連合が「持続可能な開発目標(SDGs Sustainable Development Goals)」の実現に向けて世界の報道機関に参加を呼び掛ける「SDGメディア・コンパクト」に加盟しました。
これまでインプレスホールディングスでは、インプレス・サステナブルラボを通して、年鑑『SDGs白書』シリーズの企画・編集、DXとSXを融合したデジタルメディア「D for Good!」の運営などを行ってきました。
また、インプレスグループとしても、各社の専門性とパートナーシップによるメディア展開に取り組んできました。
今回のSDGメディア・コンパクトの加盟を機に、これまで以上にSDGsの理念に通じる啓発活動や情報発信を推進し、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいきます。
SDGメディア・コンパクトとは
2018年9月、「SDGメディア・コンパクト」は、世界中の報道機関とエンターテインメント企業に対し、その資源と創造的才能をSDGs達成のために活用するよう促すことを目的として2018年9月に設立されました。事実やヒューマンストーリー、解決策を発信することにより、同コンパクトはSDGsに関するアドボカシーと行動、説明責任の強力な原動力となっています。