私が高校生の頃、日本のインターネットは正に黎明期でした。23時を過ぎると帰宅前の父の部屋に忍び込んで、テレホーダイ(時間帯指定割引)を使って、電話回線からピーピロピロと音をさせながら、モデムを利用したダイアルアップ接続によってインターネットの世界につないでいました。
コンピュータの画面(ユーザーインターフェース)を介して、世界中の人とつながれる感覚。自分がつくったWebサイトをどこかの知らない誰かに見てもらって、感想をもらえる喜び。「CGIプログラム」を呼び出して訪問者数を数えたり、「相互バナー」でお互いのサイトにリンクをし合ったり。画面上の表現は、現在から比べたらひどくギザギザで読みづらいものでしたが、なんだか自由なツールを手に入れたような、そんな明るさがありました。
いまは望めばいくらでもつながれる時代です。Webの技術だって、本からでなくてもYouTubeやQ&Aコミュニティなど、学ぶ手段はたくさんあります。それでも、初学者が技術を習得して世界に一歩を踏み出すには、何かのきっかけや後押しと知識が必要です。
そこにとことん、寄り添える私たちでいたい。それがインプレスグループです。ジャンルも媒体も技術も問いません。まずは Joinして、あなたの「きっかけ」を教えてください。
「面白いことを創造し、知恵と感動を共有する」。この言葉から想像できる、ユーザーの助けになるサービスを構築しましょう。
その先の未来に、「人間性豊かで自由な文化・社会の循環」をつくりたいと考えています。
株式会社インプレスホールディングス
代表取締役 塚本 由紀