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各位


2005年6月14日
株式会社インプレス


日本初の、ケータイ向け放送解説の決定版!
『1セグ放送教科書』を発売
〜テレビとケータイとインターネットの融合時代のバイブル〜


 株式会社インプレス(本社:東京都千代田区、代表取締役:塚本慶一郎)は、放送と通信の融合、急速なブロードバンドの進展、ケータイの高機能化とその社会的な浸透などを背景に、2006年春からサービスが開始される1セグメント放送(略称:1セグ放送)について日本で初めて、本格的なバイブルとなる『1セグ放送教科書』を発刊、6月15日(水)から発売します。

 現在、2006年春からの1セグ放送サービスが開始に向けて、社団法人電波産業会(ARIB)における標準化作業が完了し、放送事業者や携帯事業者では1セグ放送に向けたサービスの開発や、ビジネス・モデルの研究が活発化しています。また、各メーカーからは、画像圧縮技術に先進的なH.264/AVCを、オーディオ圧縮技術に新しい「AAC+SBR」搭載した「1セグ放送対応のケータイ端末の試作機」が相次いで発表されています。
 本書は、このような新しいテレビとケータイとインターネットの融合に関係する、第一線で活躍中の放送事業者、ケータイ事業者、メーカー等の執筆陣が総力を挙げてまとめた書籍で、豊富な図解を駆使し、わかりやすい解説書となっています。

 1セグメント放送とは、現在放送されている地上デジタル放送(2003年12月開始)の電波(6MHz)を14等分(14セグメント)し、そのうちの1つ(1セグメント)を専用に使って携帯電話向けの放送を行う放送サービスで、略称「1セグ(ワンセグ)放送」とも呼ばれます。この「1セグ放送」では、280〜624kbps程度の伝送速度で、映像や音声、データなどの送信を行っています。
 また本書は1セグ放送だけでなく、ケータイ端末向けのデジタル・ラジオ放送(現在試験放送中)や、すでにサービスが開始されているモバイル向け衛星放送についての最新動向も盛り込み、ケータイ新時代に大きな注目を集めるバイブル的な1冊となっています。

 本書は、先進的な標準キー・テクノロジーをやさしく解説するインプレス標準教科書シリーズの第7弾目の出版であり、インプレスでは引き続き同シリーズの充実を推進していきます。
 なお、インプレスでは、すでに「インプレス標準教科書シリーズ」として、次のような書籍を発刊しています。本シリーズは、先進的な国際標準キー・テクノロジーを、豊富な図解を駆使し、わかりやすく解説することを目的に、今後も次々と刊行していきます。

≪既刊書≫
1. H.264/AVC教科書
2. 改訂版 デジタル放送教科書(上)MPEG-1/2/4〜H.264/AVC
3. 改訂版 SIP教科書
4. 改訂版 802.11高速無線LAN教科書
5. 改訂版 デジタル放送教科書(下)モバイル向け放送/サーバー型〜MPEG-7/21
6. 改訂版 10ギガビットEthernet教科書

◆ 『1セグ放送教科書』内容紹介 ◆

■ まず、1セグ放送とは何か、どのような電波を使うかを学ぶ

 最初に、第1章ではQ&A方式で1セグ放送とは何かについて、その仕組みを学びながら、現在の地上デジタル放送との違い、デジタル・ラジオとの違い、モバイル衛星放送との違いなどを学び、1セグ放送の基礎知識を整理します。次に、第2章では280〜624kbps程度の伝送速度で、映像も音声もデータも受信できるにようにした、電波の仕組み(デジタル変調など)を図解でわかりやすく解説し、第3章以降で解説される1セグ放送の理解が深められるように配慮されています。

■ 1セグ放送ではどのように映像や音声を圧縮しているか

 1セグ放送は、ケータイ端末の電池をできるだけ消費させないように規格化され、またケータイでもきれいな映像ときれいな音を出せるような工夫がなされています。このため、情報量の多い映像や音声をどのように圧縮するかは、心臓部の1つとなっています。そこで、映像の圧縮にMPEG-2やMPEG-4の2倍の圧縮能力をもつ「H.264/AVC」を、またオーディオの圧縮にはMPEG-2やMPEG-4でも採用されているAACに加えて、SBRという帯域拡張技術を採用し「AAC+SBR」という新圧縮方式を実現しています。第3章、第4章では圧縮技術(使用されるプロファイルやレベルも含めて)をていねいに解説しています。

■ 1セグ放送で重要な「データ放送」運用規定(Cプロファイル)

 1セグ放送の内容には、大きく分けて「テレビ番組を流すテレビ放送(映像と音声)」と「天気予報や、ショッピング案内などを含むデータ放送」の2つが含まれています。
 このうちテレビ番組の部分については、1 セグ放送は、制度上、地上デジタル・テレビ放送の「補完放送」と位置づけられているため、1 セグ放送で受信できるテレビ番組は、基本的に一般家庭の固定テレビ(固定受信向け地上デジタル・テレビ放送)の番組と同じものとなります。
 一方、データ放送の部分は、1 セグ放送独自のものが決められています。具体的には携帯受信機(携帯電話、PDA等)を対象にした「Cプロファイル」というものが規定されています(家庭用の固定受信機用にはAプロファイルが規定されている)。1 セグ放送では、伝送できる情報量が限られているため、データ情報はそれほどたくさん伝送できません。しかし、インターネットなどの双方向通信を利用することによって、さまざまな補完情報が得られるようになります。すなわち、データ放送に埋め込まれたURLなどからリンクして、インターネット経由で、放送局やWebサイトから詳細な情報を得ることができるようになります。
 このため、第5章では、地上デジタル放送運用規定である「ARIB TR-B14」の中で決められている1セグ放送におけるデータ放送固有の規則「Cプロファイル」(第5章)と、双方向通信機能(第6章)を徹底的に解説しています。

■ 1セグ放送の端末とサービス・イメージ

 第7章以降は、まず1セグ放送の端末についてチューナからBMLブラウザまで、1セグ放送を受信するための基本処理技術や端末の要件などを解説。さらに実証実験を通して見えてきた、1セグ放送の防災なども含む新サービスの提案や開発状況を見ながら、放送事業者と携帯電話事業者による1セグ放送のビジネス・モデルなども紹介しています。
 付録では、デジタル・ラジオ(地上デジタル音声放送)と「モバHO!」(衛星によるモバイル放送)を解説し、新しいケータイ向け放送の全体像がとらえられるようになっています。

◆ 『1セグ放送教科書』 の 概要 ◆

監修 羽鳥 光俊
発売日 2005年6月15日
仕様 B5判/376ページ
定価 本体価格3,800円(税別)
ISBN 4-8443-2118-8
発行 株式会社インプレス

【目次】

第1章  Q&Aで学ぶ1セグ放送の基礎知識
第2章  1セグ放送に使われる電波の基礎知識
第3章  1セグ放送の映像圧縮符号化技術「H.264/AVC」
第4章  1セグ放送のオーディオ圧縮符号化技術「AAC+SBR」
第5章  1セグ放送の運用規定
=ARIB TR-B14/Cプロファイルを中心に=
第6章  1セグ放送の放送網とインターネットによる双方向通信
第7章  1セグ放送用の受信端末の仕組み
=チューナ/TSパケットからBMLブラウザまで=
第8章  1セグ放送のサービスの提案と開発
=ITSから防災、YRPテスト・ベッドまで=
第9章  1セグ放送のビジネス・モデルと新サービスの展望
=放送事業者と携帯電話事業者のアプローチ=
付録第1章  =地上デジタル音声放送=
デジタル・ラジオとその運用規定
付録第2章  =衛星によるモバイル放送システム=
「モバHO!」のサービスとその仕組み

<< 監修者プロフィール >>

●羽鳥 光俊(はとりみつとし) 中央大学 理工学部 教授

1938年 東京に生まれる
1963年 東京大学 工学部 電気工学科卒業
1968年 東京大学 大学院 工学系研究科 博士課程終了、工学博士
1969年 東京大学 工学部 助教授
1986年 東京大学 工学部 教授(1999年 東京大学 名誉教授)
1999年 学術情報センター 教授
2000年 国立情報学研究所 教授(2004年 国立情報学研究所 名誉教授)
2004年 中央大学 理工学部 教授、現在に至る

<専門分野>
通信工学〔移動通信(IMT-2000、Beyond 3G、ITS、無線LAN)、光無線通信、テンペスト、FTTH、適応デジタル・フィルタ、電波干渉に強い通信方式〕、放送工学(放送のデジタル化、置局、著作権処理と著作権制御、画像の帯域圧縮符号化、通信と放送の融合)

<主な学会等の活動>
1998年〜1999年 映像情報メディア学会 会長
1993年〜2002年 電気通信技術審議会(情報通信審議会)委員
2002年〜2003年 電子情報通信学会 会長
2003年〜2004年 総務省「デジタル情報家電のネットワーク化に関する調査研究会」座長
2003年〜2005年 「ケーブルテレビに関する調査研究会」座長
2004年〜    総務省「デジタル化の進展と放送政策に関する調査研究会」座長代理

<主な受賞>
1970、81、87、98年 電子情報通信学会論文賞
1992年 映像情報メディア学会論文賞
2000年 郵政大臣表彰(個人)
2000年 NHK放送文化賞受賞、他


■執筆者一覧(敬称略)

【本書へのメッセージ】

メッセージ1 総務省 総合通信基盤局 電波部長 竹田 義行
メッセージ2 社団法人 電波産業会(ARIB) 常務理事 小林 哲
メッセージ3 日本放送協会(NHK) 技術研究所 所長 榎並 和雅

【本文執筆者一覧(五十音順)】
石川 昌行  株式会社 NTTドコモ
太田 弘毅  独立行政法人 情報通信研究機構  横須賀無線通信研究センター
笠原 武  株式会社 テレビ朝日
亀井 恭一  三洋電機 株式会社
菊池 英男  モバイル放送 株式会社
小池 淳  株式会社 KDDI研究所
小林 亜令  株式会社 KDDI研究所
小林 和正  日本放送協会
小針 俊郎  株式会社 エフエム東京
小森 智康  日本放送協会
境田 慎一  日本放送協会
佐々木 章  株式会社 J-WAVE
佐野 徹  日本テレビ放送網 株式会社
下地 達也  松下電器産業 株式会社
末永 雅士  モバイル放送 株式会社
内藤 整  株式会社 KDDI研究所
仁平 成彦  株式会社 エフエム東京
則松 武志  松下電器産業 株式会社
松井 義徳  松下電器産業 株式会社
水野 政明  名古屋テレビ放送 株式会社
宮本 義弘  日本電気 株式会社
森山 繁樹  日本放送協会
矢橋 隆  日本放送協会
若菜 弘充  独立行政法人 情報通信研究機構


≪本件に関するお問合せ先≫
  株式会社インプレス  
標準技術編集部 本書担当
E-mail:im-info@impress.co.jp
URL:http://www.impress.co.jp/
  株式会社インプレスホールディングス
社長室 広報担当

Tel: 03-5275-9010 / E-mail:release@impressholdings.com
URL:http://www.impressholdings.com/
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