美しい山を次世代に「第2回 日本山岳遺産サミット」開催!

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    こんにちは、広報Mです。 
    この週末、みなさんはいかがお過ごしでしたか?お天気も良く紅葉を見に山に行かれた方も多いのではないでしょうか。日常生活と離れ、自然の中に身を置くと本当に心が癒されますよね。ところで、この美しい山々は、地元の方々の地道な活動によって守られていることをご存知でしょうか?今回は、この美しい山々と、山を愛する人々の活動を支援したいと山と溪谷社が始めた日本山岳遺産基金の活動をご紹介します。

    2011年11月3日、山と溪谷社の創業80周年を記念して設立された『日本山岳遺産基金』の活動のひとつである『第2回日本山岳遺産サミット』が開催されました。当日は、今年の日本山岳遺産認定地の発表や活動報告とあわせて、登山家でプロスキーヤーの三浦雄一郎さんと豪太さん親子による特別講演もあり、250名の参加者でにぎわいました。

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     『日本山岳遺産基金』とは
    山と溪谷社が創業80周年を記念して、昨年2010年に設立しました。「次世代育成」、「山岳環境保全」、「安全登山」の3つをテーマに掲げ、山や山岳エリアを『日本山岳遺産』として認定し、そこで活動を行う自治体や団体に助成金を拠出するもので、その発表と活動報告を兼ねて年に1回『日本山岳遺産サミット』を開催しています。助成金の拠出は認定された年のみですが、継続的な活動を支援するため、現地でのイベントや広報活動にも協力しています。「遺産」といっても、いわゆる世界遺産のようなものではありません。全国的に有名ではない、地元で愛されている里山のようなものも含め、遺産地の候補にしています。そして、その環境を守り、次世代に残したいと活動する地元の人たちの思いを支援したいと考えています。なお、インプレスホールディングスも当基金の趣旨に賛同し、社会貢献活動の一環として資金を拠出しています。

    『日本山岳遺産基金』について、詳しくはこちらをご覧ください。
    http://sangakuisan.yamakei.co.jp/index.html

    『第2回日本山岳遺産サミット』
    ここからは『第2回日本山岳遺産サミット』の様子を写真とともにお伝えします。今年は早池峰山(はやちねさん)と、九州中央山地五家荘(ごかのしょう)エリアの2つが遺産地として認定され、各団体の活動が報告されました。

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    「早池峰山(岩手県)/早池峰にゴミは似合わない実行委員会」
    貴重な高山植物が生育する早池峰山では、し尿が肥料になって自然体系を変えてしまうことが問題となっており、地域の山岳関係者のボランティアにより、山頂にある避難小屋からのし尿の担ぎ下ろしと、携帯トイレの配布・回収活動を20年間続けていらっしゃいます。会場では携帯トイレが配布され、代表の菅沼賢治さんの指導のもと使い方がレクチャーされました。活動開始当初は理解されないこともあったそうですが「自分が出したものは持ち帰る」と、登山者の意識改革を訴え続け、今では屋久島をはじめ各地で携帯トイレの利用が推進されているとのことです。

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    「九州中央山地五家荘エリア(熊本県)/泉・五家荘登山道整備プロジェクト」
    平家の落人伝説や木地師、焼き畑など、山と人の在りし日の関係が色濃く残る、泉・五家荘地域。事務局の炭尚之さんより登山道や道標の整備、山名の再確認などの活動が報告されました。この活動は地域活性化に取り組む複数のグループが中心となり、福岡や鹿児島など九州各地からボランティアが集まって活動されています。「登山道は、山と人をつなぐ存在である」と、山と人と地域社会をつなぐ活動を続けられています。

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    続いて第2部は、三浦雄一郎さん(写真右)、豪太さん(左)親子による特別講演。75歳にして2度目のエベレスト登頂を果たした雄一郎さん、現在は80歳での登頂を目指し訓練中とのこと。お二人には「親子登山と東日本大震災支援」についてご講演いただきました。

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    三浦雄一郎さん、豪太さんは、東日本大震災の支援活動のひとつとして、被災地の親子を招き富士登山を行いました。豪太さんが、雄一郎さんと登山されたご自身の経験と重ね、「今すぐではないかもしれないが、いつか富士山を登ったという経験が自分の自信につながる」と、熱く語られていた姿が印象的でした。日本山岳遺産基金では、この活動も含め被災地の高校ワンダーフォーゲル部、山岳部への登山装備の支援など、東日本大震災復興支援の活動も行っています。

    最後に、日本山岳遺産基金の事務局長を務める、山と溪谷社の久保田より一言!
    「多くの皆様にご来場いただき、ありがとうございました。ご参加いただいた方からは『地道な活動を通して山の環境が保たれていることを知ることができ、よかったです』といったご感想も頂戴しました。今後も日本山岳遺産基金の活動をよろしくお願いいたします」

    山と山を愛する方々に支えられた80年の恩返しとして、次の100年につながる活動をしたいということで始まったこの活動。今後も、「美しい山を次世代に」をキーワードにさまざまな活動を展開していくとのことです。この広報ブログでも引き続き紹介していきます。

    ▼日本山岳遺産基金
    http://sangakuisan.yamakei.co.jp/

     

     

     

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